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大紐育市2
詳細不明。前後のタイトルから玩具用フィルムである事は間違いない。
78Feet(約1分18秒)大毎キノグラフ社。
1920年代の摩天楼の大都会、ニューヨーク。すでに無くなったクラシックなビルが林立し、行き交う人々も時代性を感じさせる。コレクションの中では珍しい実写の洋物だが、きっと各地の観光や風物などの作品群も販売されていたものと推察できる。
護国の鬼 古賀連隊長
1932(昭和7)年/新興キネマ/高見貞衛監督/主演:松本泰輔 朝日活動
100Feet(約1分40秒)
満州事変後の奉天での進撃に際し、市街戦となり、6000人とも云われた敵兵に囲まれ、銃撃を受けて戦死。軍旗を奪い返し、最後まで手離さなかったとして英雄視され、軍神となる。「噫!古賀聯隊長」という軍歌が作られ、「軍神もの」と呼ばれる魁の作品となった。
列車の内外
題名・内容不詳 52Feet(約52秒)
この映像は、劇映画の一部と思えるが、題名や内容の詳細は分からない。後半部の映像の乱れは、乳剤が溶け出した状態を示している。ナイトレート・フィルムが劣化すると、硝酸ガスを発し、正常なフィルムにも感染し、鉄缶をも溶かして行く。これは消滅寸前の状態。
ナイヤガラ瀑布 (海外実写)
52Feet(約52秒)
観光映画の一部。時代を感じさせるのは、双発飛行機で、航空撮影が行われている。冬のナイヤガラ滝や雄大な山々、その景観に圧倒される。玩具映画にとっても、見知らぬ異国の風景は人気があった。
Butler's Baby
25Feet(約25秒)
キーストン映画の一つと思える。題名は判っているが詳しい情報はない。アメリカの無声映画も玩具映画として販売されていた。アメリカでは、映画を重要文化財として毎年25本を指定し、議会図書館に完全保管されている。きっとこの映画も残存しているに違いない。
The Secret Kingdom(後)
アメリカ映画
切り売りされたアメリカ映画の断片。内容は不詳。字幕タイトルにある”The Secret Kingdom”が正式な題名だろう。アメリカでも、玩具映画として、チャップリンやロイドの映画が市販されていた。
トラックの空爆
船火事
海外ドラマ 内容不詳
客船の火災事故を素材にしたドラマである。小さな女の子に呼び止められた老船員が慎ましい時を過ごす。災難前の平穏な一時である。全編、赤く染色され火災を表現している。玩具映画には染色や調色(トーニング)されたものが多く、ナイトレート(可燃性)フィルムである。
鹿/カモ鹿/花鹿
大毎キノグラフ
科学映画の一部か。大阪毎日新聞が販売した玩具映画のため、娯楽映画だけでなく、このような記録文化映画も販売された。特に、戦前の新聞社には、映画部(活動写真部とか、活映部とか呼ばれていた)があり、盛んに映画制作も行っている。
題名不詳(現代劇)
野球を声援。トーキー作品
明らかに劇映画の断片。サウンド・トラック(音声帯)がプリントされていることで、玩具映画ではない事が判る。この作品も題名や内容が判らない。俳優の演技が、ポパイの漫画を思わせる動きがあって面白い。
暁の決死隊 トーキー版
銀映社製作とある。『四十人の盗賊(朱金昭)』などのアニメーションを製作している会社だ。昭和14年(1939年)に、佐藤惣之助の軍歌「暁の決死隊」が発表されている。14年は、太平洋戦争前夜で、映画界では映画法が施行されている。国策映画として時代に便乗した1本。
関東大震災(記録)
大正12年(1923年)9月1日に起こった関東大震災の貴重な記録である。燃える家屋や避難する人々、東京駅の前には足場もないほどに人々が詰め掛けている。全編に赤い染料でフィルムを染めており、生々しい惨劇を克明に記録している。
大和橿原神社参拝
帝キネ、記録
橿原神宮は、神武天皇が即位した場所として明治5年に創設された。この映像は、昭和15年、昭和天皇が「皇紀2600年」奉祝祭にご参拝された時の記録である。この年は日本万国博や東京オリンピックが中止になり、翌年太平洋戦争が勃発する緊迫した時代であった。
天晴れ三段跳び
1932年、日活、木藤成監督、南部彰三主演
1932年の第10回オリンピック・ロサンジェルス大会、三段跳びで金メダルを獲得した南部忠平役を南部彰三が演じて評判になった。そのハイライト・シーン。玩具映画では現代劇は少ないが、オリンピックは別。軍神ものと同じく国民の英雄として描かれている。
スピーディ・ロイド ハロルド・ロイド
玩具映画では「喜劇スピーデイ・ロイド」となっているが、1928年の「ロイドのスピーディー」(テッド・ワイルド監督)。ロイドは路面電車を使い、体当たり演技で、サスペンスを盛り上げている。この映画は人気が高く、何本もの断片が見つかっている。





